リトグリ旧メンバーの脱退理由と現在|麻珠・芹奈・manakaの道
2014年のメジャーデビュー以降、卓越したボーカルスキルと繊細なコーラスワークで日本の音楽シーンを塗り替えてきた女性ボーカルグループ「Little Glee Monster(通称:リトグリ)」。2022年の大規模な新メンバー募集オーディションを経て6人体制へと刷新された今もなお、ファンの間ではかつての黄金期を築き上げた旧メンバーたちの軌跡や、グループを離れた真相に関心が集まり続けています。
10代前半という多感な時期から活動を共にしてきた彼女たちが、なぜそれぞれの節目で袂を分かつ決断を下したのか。本稿では、荒井麻珠、芹奈、manakaをはじめとする歴代脱退メンバーの公式発表の背景、現場で起きていたリアルな葛藤、そしてソロ活動へと舵を切った現在の動向まで、公知の取材データと独自検証に基づき徹底解明します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:荒井麻珠は「歌と音楽を根本から学び直す」ための自立を選択し、2019年のソロ始動から現在まで着実に独自の音楽世界を確立。
- 要点2:芹奈(双極性障害・ADHD公表)とmanaka(突発性難聴)の卒業は、命と表現者生命を守るための必然的な医療的・精神的決断。
- 要点3:プレデビュー期の吉村リナ・YUKAを含め、不仲ではなく「若年層グループ特有の自己実現と集団維持の境界線」が分岐点となった。
【全貌一覧】リトグリ歴代メンバーの変遷と脱退タイムライン
リトグリの歴史を紐解くと、グループの変遷は大きく「結成・プレデビュー期」「6人体制の黄金期」「5人体制の成熟期」「新体制への移行期」という4つのフェーズに大別されます。2012年にソニー・ミュージックレコーズとワタナベエンターテインメントが合同で開催した「最強歌少女オーディション」の合格者を中心に結成され、インディーズ期を経て2014年10月にメジャーデビューを果たしました。
グループの歴史を客観的に整理するため、脱退した歴代メンバーの時期、公式理由、および現在地を以下のデータ比較表にまとめました。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 吉村リナ(LINA) | 2013年7月脱退(プレ期) 活動期間:約1年 | インディーズ・研修生段階での進路再考(10代前半) | 学業優先と方向性の模索。現在はモデル・インフルエンサーとして独自路線を確立。 |
| YUKA | 2013年10月脱退(プレ期) 活動期間:約1年3ヶ月 | メジャー契約前の適性・学業判断 | 早期段階で一般生活への回帰を選択。グループのプロ化に伴う自然な選別過程。 |
| 荒井麻珠(麻珠) | 2017年6月30日契約終了 武道館公演(1月)直後の決断 | グループブレイク期の契約満了・ソロ志向への転換 | 武道館成功を節目とした「個の探求」。約2年の沈黙を経てメジャーソロ歌手として確固たる地位を築く。 |
| 芹奈 | 2022年7月24日卒業 休養期間:計約1年半以上 | 長期療養に伴う心身の負荷軽減と契約終了 | 双極性障害とADHDの公表。過密スケジュールからの脱却が不可欠だった勇気ある自己防衛。 |
| manaka | 2022年7月24日卒業 2022年3月突発性難聴診断 | 歌手にとって致命傷となり得る聴覚障害による離脱 | 聴覚回復を最優先としつつ、個人プロジェクト「Cat march」など作家・クリエイター志向へシフト。 |
| 新体制移行(参考) | 2022年11月加入発表 応募総数:7,002名 | 一般公募型メガオーディション(倍率約2,334倍) | ミカ、結海、miyouが加入。オリジナルの核(かれん・MAYU・アサヒ)と融合し第2章を展開。 |

荒井麻珠の脱退理由と現在|ソロアーティストとして拓いた新境地
初期リトグリの圧倒的な中高音域を支え、グループのアイコン的存在でもあった麻珠(現:荒井麻珠)。彼女が2017年4月に活動休止を発表し、同年6月30日をもって専属契約を終了した出来事は、ファンコミュニティに最大の衝撃を与えました。グループ初となる日本武道館単独公演(2017年1月)を大成功に収めた直後のタイミングだったためです。
当時公表された本人の直筆メッセージでは、「リトグリの活動を通して様々な経験をさせていただく中で、自分自身の足で一から音楽を学び、自分の音楽をもっと突き詰めたいという思いが強くなった」という主旨が明記されていました。一部で囁かれたような事務所との深刻な対立やメンバー間の不仲ではなく、「10代のうちに自立し、ソロボーカリストとしての実力をゼロから磨き直したい」という強いプロ意識が根底にありました。
契約終了後、約2年間にわたり公の場から姿を消した充電期間を経て、2019年5月に本名の「荒井麻珠」としてソロ活動の再開を発表。2021年にはバンダイナムコミュージックライブ(Lantisレーベル)よりメジャー再デビューを果たしました。タイアップ楽曲のリリースやワンマンライブツアーの定期開催、声優としての挑戦など、リトグリ時代とは異なる奥行きのあるジャジーかつソウルフルな歌声で、現在もファン層を拡大し続けています。
芹奈の休養理由と現在|双極性障害とADHDの公表を経て掴んだ表現者への道
グループ随一のエモーショナルなボーカル表現と華やかな存在感で牽引していた芹奈。彼女の脱退の経緯は、まさに心身の限界と向き合い続けた壮絶なプロセスでした。2020年12月に体調不良による休養に入り、翌2021年5月には「双極性障害」および「ADHD(注意欠如・多動症)」の診断を受けて治療中であることを勇気を持って公表しました。
その後、2021年夏のツアーで劇的な復帰を果たしたものの、全国ツアーや大型メディア出演が続く過密なスケジュールは、メンタルヘルスの回復途上にあった彼女の肉体を再び追い詰めます。2022年1月に再度長期休養へ入ることが発表され、最終的に同年7月24日、manakaとともにグループを卒業する道を選びました。
芹奈が選んだ卒業理由は、「リトグリをこれ以上自分の体調都合で待たせることはできないというグループへの誠意」と「自分自身の心身を根本から救い直すこと」の両立でした。グループを離れた後は、十分な療養期間を置きながら、2023年より個人名義でのアートワークやソロ音楽活動を再開。自身の体験や繊細な感情を投影したエポックメイキングな楽曲を発表するなど、形式にとらわれない表現者としての新たな地平を切り拓いています。

manaka突発性難聴の発症と独立|音楽クリエイターとしての再始動
最年少メンバーでありながら、ソウルミュージックへの深い造詣と圧倒的な低音・フェイク技術でグループの音楽的屋台骨を担っていたmanaka。彼女に訪れた試練は、音楽家にとって最も過酷な身体的トラブルでした。
2022年3月中旬、耳の異常を訴えたmanakaは医師から「突発性難聴」との診断を受け、ドクターストップにより即座に活動を休止。早期治療と絶対安静が必要とされる中、懸命な治療が続けられましたが、グループでの爆音環境や長距離移動を伴うハードスケジュールに耐えうる状態まで急激に戻すことは困難を極めました。
結果として2022年7月にグループ卒業を発表。しかし彼女の音楽への火が消えることはありませんでした。卒業発表時のコメントでも触れられていた通り、彼女は休養と並行して「自分自身の内なる声」を形にするクリエイター活動へと重心を移行させました。在籍時から始動していた個人プロジェクト「Cat march」での楽曲制作やサウンドプロデュースなど、耳のコンディションを緻密にコントロールしながら、歌い手にとどまらない音楽クリエイターとしての才能を現在も発揮しています。
初期メンバー吉村リナの脱退とプレデビュー期の知られざる舞台裏
現在のコアなファン以外にはあまり知られていませんが、リトグリは2014年のメジャーデビュー前に「吉村リナ(LINA)」と「YUKA」の2名が脱退しています。
吉村リナは、城田優の実妹としても知られ、結成当初のオリジナルメンバーとして初期のライブやストリートイベントに参加していました。しかし、本格的なプロ活動へとシフトしていく2013年7月に脱退を発表。脱退の背景には、当時まだ中学生だった彼女の学業との両立問題や、将来的に目指すエンターテインメントの方向性(ボーカリストに特化するか、モデルやタレントを目指すか)の違いが存在していました。
吉村リナはその後、ヴィーガンライフスタイルの提唱者やモデル、インフルエンサーとして独自のキャリアを構築。メジャーデビュー前に離脱したメンバーも含め、誰一人としてエンターテインメントの世界から脱落したわけではなく、それぞれが10代の早い段階で自らの適性を見極め、異なるプラットフォームへ羽ばたいていったことが分かります。

【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアル
ネット上の掲示板やSNSでは、メンバーが相次いで離脱した時期に「メンバー間の確執があったのではないか」「マネジメントとの深刻な衝突があったのでは」といった憶測が飛び交いました。しかし、現場のライブやメディア取材を長年追ってきた音楽ライターや、当時の現場に居合わせた関係者の証言を丹念に突き合わせると、実態は全く異なる様相を呈しています。
大手音楽サイトの特番インタビューや密着ドキュメンタリーにおいて、メンバーたちが時折見せた涙の正体は、憎しみではなく「お互いへの過剰な配慮と責任感」でした。特に芹奈とmanakaの卒業公演となった2022年7月の幕張メッセ公演(残る3名でのツアーファイナル)において、かれんが語った「2人の健康と人生を誰よりも願っている」という言葉は、5人が過ごした歳月の絆が本物であったことを雄弁に物語っています。
知恵袋やSNSに投稿されたファン(通称:ガオラー)のリアルな声を検証しても、「急な卒業発表には泣いたが、芹奈の病気やmanakaの耳の症状を知れば引き止めることは誰にもできなかった」「麻珠が武道館の直後に下した決断も、今ソロで歌っている姿を見れば正解だったと理解できる」という声が大多数を占めています。スキャンダラスな内部崩壊ではなく、「命とキャリアの持続可能性」を最優先した結果としての決断であったことが現場データからも明白です。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上で流布している情報の中には、事実関係が著しく歪められた誤解がいくつか散見されます。読者が正しい認識を持つために、主要な2つの盲点を是正します。
誤解①:「麻珠はグループを裏切って突然勝手に辞めた」という言説
武道館公演直後の発表だったため、ファンの間に一時的な動揺が走ったことは事実です。しかし、実際には1年以上前からマネジメントやメンバーと将来像についての話し合いが持たれていました。契約満了に伴う円満な離脱であり、グループの活動を妨害するような突発的離反では決してありませんでした。
誤解②:「芹奈とmanakaの同時脱退はメンバー間の不仲が原因」という言説
2022年7月に2人同時の卒業がアナウンスされたため、「内部分裂」を疑う声が一部で上がりました。しかし、芹奈は前年からの精神的疾患の療養中、manakaは突発性難聴の発症という、完全に異なる身体的・医療的要因が同時期に重なった偶然に過ぎません。グループを停滞させず前へ進めるため、そして2人の治療環境を整えるために運営とメンバー全員で合意した「最も誠実な区切り」でした。
【プロの結論】早期育成型グループが直面する「個の覚醒」と心理的境界線
少女期から選抜されて共同生活や過酷なボーカルレッスンを共にするグループは、心理学的に「極度の共依存関係」に陥りやすい構造を持っています。思春期のアイデンティティ確立期にグループの看板を背負わされることで、自己の個人的欲求とグループの全体最適との間で心理的バウンダリー(境界線)が曖昧になり、限界まで心身をすり減らしてしまうのです。
リトグリの歴史から見出すべき教訓は、「グループからの離脱は決して挫折や裏切りではなく、健全な個人の自己防衛であり自立の通過点である」という真実です。グループにしがみつくことだけが美徳とされた前時代の芸能界の常識を超え、彼女たちは自らの肉体と精神の尊厳を守るために自立を選びました。
この教訓は、現代社会を生きるすべてのリスナーのキャリア選択にも通底します。自己犠牲の上に成り立つ組織の調和よりも、自らの心身の健康と独自の目標を優先する勇気こそが、中長期的な人生の豊かさをもたらす決定打となるのです。
【リトグリ 旧メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:リトグリを脱退したメンバーで、一番最初にグループを離れたのは誰ですか?
A1:メジャーデビュー前のインディーズ期を含めると、2013年7月に脱退した吉村リナ(LINA)が最初の離脱者です。2014年10月のメジャーデビュー以降で最初に脱退したのは、2017年6月に契約満了を迎えた荒井麻珠(麻珠)となります。
Q2:芹奈やmanakaはリトグリの現メンバーと今でも交流がありますか?不仲だったのでしょうか?
A2:不仲という事実は一切ありません。卒業後も公式SNS等でお互いの活動を間接的に応援し合う姿勢が見られ、2022年の卒業ライブ時にも現メンバーから2人へ向けた深い感謝と愛情が語られています。身体的療養と音楽的方向性の違いによる発展的解消です。
Q3:2022年に行われた新メンバーオーディションの倍率はどのくらいでしたか?
A3:芹奈とmanakaの卒業決定に伴い開催された「M∞NSTER AUDITION」には、国内外から合計7,002名の応募がありました。最終選考を経てミカ、結海、miyouの3名が合格し、倍率はおよそ2,334倍という極めて狭き門でした。
まとめ:それぞれの道で輝くリトグリ旧メンバーと新生リトグリの未来
「最強歌少女」として集められた少女たちが紡いだリトグリの歴史は、決して平坦なものではありませんでした。武道館やアリーナツアー、紅白歌合戦の常連へと登り詰める栄光の陰で、荒井麻珠、芹奈、manaka、そして初期メンバーたちが下した決断には、常に一人の人間としての誠実な葛藤が存在していました。
かれん、MAYU、アサヒの3人が守り抜き、新たな息吹(ミカ、結海、miyou)を迎えて第2章を力強く歩む現体制のリトグリ。そして、自らの名義で確固たる音楽世界を築き上げた荒井麻珠、表現者として心身の再生を遂げつつある芹奈、クリエイターとしての才能を研ぎ澄ますmanaka。別々の道を歩み始めた彼女たちですが、かつて重なり合って日本中を震わせたハーモニーの記憶は、それぞれの現在の表現の中に確かな血肉となって息づいています。 (出典: リトグリ 旧メンバー(Yahoo!ニュース))