スシローのカウンター席仕切りは現在撤去?2人利用の外し方と最新事情
回転寿司チェーン最大手「スシロー」のカウンター席に設置されていたアクリル板の仕切りについて、SNS上では「邪魔だから外したい」「いつの間にか撤去されていた」「2人で行くと会話が遮られて気まずい」といった声が絶えません。コロナ禍を契機に急速に普及したパーテーションですが、外食産業全体がポストコロナの運用へ移行した今、その実態はどう変化しているのでしょうか。
現場を取材すると、仕切り板が一律に全廃されたわけではなく、店舗の改装状況や次世代型店舗の導入有無によって対応が分かれている実態が浮かび上がってきます。感染対策から迷惑行為防止への役割のシフト、そして2人で訪れた際の店員への正しい相談手順まで、利用者が現場で戸惑わないための最新情報を整理してお伝えします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:カウンター席の仕切り板は全店一律撤去ではなく、旧来型アクリル板の撤去店と、固定パーテーションとして標準装備化した改装店舗に二極化している。
- 要点2:仕切り板を客が勝手に取り外す行為は転倒・破損事故やトラブルの原因となるため厳禁であり、可動式であれば店員へ声をかけて対応してもらうのが原則。
- 要点3:同行者とシェアしながら食事を楽しみたい場合は、発券段階で無理にカウンターを選ばず、テーブル席を指定するか、案内時に店員へ座席変更を打診するのが確実。
【2026年最新】スシローのカウンター席仕切りは撤去された?アクリル板の現在地
結論から述べると、スシローのカウンター席における仕切り板は、「全店で一斉に完全撤去された」わけではありません。実際の店舗網を調査すると、簡易的な透明アクリル板をそのまま取り外して元のオープンな座席に戻した店舗が存在する一方で、店舗リニューアルを機に頑丈な固定式パーテーションへと刷新した店舗が混在しています。
かつて感染対策として急ごしらえで設置されたスタンド型のアクリル板は、経年劣化による傷や濁り、清掃負担の増加、さらには「手が当たって倒れやすい」という安全上の懸念から、多くの通常店舗で順次撤去されました。しかし、これで以前のような仕切りのないカウンターに戻ったかといえば、そう単純ではありません。
改装工事を経た都市型店舗やロードサイドの主力店舗では、隣席との視線を適度に遮る木目調や半透明の樹脂パネルが「設備の一部」としてカウンター天板にしっかりボルト留めされている事例が増加しています。つまり、「感染防止の仮設アクリル板」は役割を終えて姿を消しつつあるものの、「パーソナルスペースを確保するための恒久的な仕切り」へと姿を変えて定着しているのが現場の実像です。
感染対策から迷惑行為防止へ|仕切り板が歩んだ変遷とスシローの葛藤
スシローをはじめとする大手回転寿司チェーンにおいて、カウンター席の仕切り板が背負ってきた役割は時期によって大きく変遷してきました。
発端となった2020年からのコロナ禍では、行政のガイドラインに沿った「飛沫感染の抑止」が第一の目的でした。各席の間に置かれた透明アクリル板は、外食を楽しむための必要最低限の防壁として機能していました。しかし、2023年春に新型コロナウイルス感染症が5類へ移行したことで、多くの飲食店がパーテーションの撤去に踏み切ります。
その移行期に業界を揺るがしたのが、2023年初頭に立て続けに発生したSNS上の迷惑行為動画問題でした。共用の醤油差しや湯呑み、レーンを流れる寿司への不適切な行為が社会問題化したことで、回転寿司各社は「食の安全と安心」を再構築する厳しい局面に立たされたのです。
運営元である株式会社あきんどスシローは、注文レーン専用化や調味料の個別提供といった大規模なオペレーション改修を断行しました。その過程で、カウンター席の仕切り板は「飛沫防止」という本来の役割を超え、「隣席からの不審な干渉を防ぐ」「個人の安心感を視覚的に担保する」ための防犯・自衛ツールとしての側面を強く帯びるようになりました。この安全管理の葛藤こそが、現在でも一部店舗で仕切りが強固な形で残され続けている本質的な要因です。
【実態検証】「狭い」「邪魔」vs「ぼっちに最適」利用者の生の声と現場データ
カウンター席の仕切りに対する世間の評価は、利用するシチュエーションによって極端に二分されています。現場の利用実態を深掘りすると、1人客と複数人客の間で満足度に決定的な開きが生じていることがわかります。
複数人で来店した層や大柄な男性客からは、「カウンター席の間隔が狭く感じる」「注文用のタッチパネルやお茶の給湯口に手が届きにくく、仕切りが腕に当たって邪魔だ」という不満が根強く上がっています。特に皿を何枚も積み上げたり、ラーメンなどの汁物椀を頼んだりした際、幅およそ60cm前後に区切られた空間では身動きが取りづらいという物理的制約がストレスにつながっています。
その一方で、「おひとりさま(ぼっち席)」として利用する層からは圧倒的な支持を集めています。「他人の視線を気にせず、目の前の寿司に全集中できる」「有名ラーメン店の一蘭のような個室感があって落ち着く」といった好意的な声が多く、プライベート空間としての仕切りの価値は依然として高い水準を維持しています。
| 座席・仕切りタイプ | 詳細・構造データ | 一般的な基準・実態 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 旧型スタンド式アクリル板 | 天板置き型(可動タイプ) 高さ約45〜60cm | 多くの店舗で撤去済みだが一部未改装店で現存 | 店員への相談により移動・撤去対応が可能な場合がある |
| 新基準・固定パーテーション | 金具・ボルト固定型パネル 座席幅:約60〜65cm | 改装店舗を中心に標準化が進む | 客の手による取り外しは不可。1人利用の快適性を重視した設計 |
| 仕切り完全撤去タイプ | 遮蔽物なしのオープン仕様 座席間隔:従来通り | 郊外型ロードサイドの通常店舗に多い | 2人利用時の圧迫感はないが、混雑時は隣席との距離が気になる |
| デジロー導入店カウンター | 専用大型デジタル画面連動 設計段階からの個別ブース化 | 都市部・旗艦店を中心に順次拡大中 | エンタメ性と個食体験が高度に融合。1人客の満足度が極めて高い |

「2人でカウンター」は損?仕切りを外す確認手順とスムーズな座席変更の極意
友人やカップル、夫婦など2人連れでスシローを訪れ、「待ち時間が短いから」という理由でカウンター席を選択した結果、中央の頑丈な仕切り板によって分断され、会話もままならず気まずい思いをした経験を持つ人は少なくありません。
まず大原則として覚えておくべきは、「卓上の仕切り板を客自身が無断で外したり移動させたりしてはならない」という点です。固定金具が無理な力で破損したり、外したアクリル板が倒れて醤油差しや湯呑みを割ったりする事故が多発しているため、店舗側の安全管理上のルールとして自力撤去は固く禁止されています。
もし2人でカウンター席に案内され、仕切りが邪魔だと感じた場合は、着席する直前のタイミングでフロア担当の店員へ丁寧にお願いするのが正解です。
「2人で食事をしたいのですが、この仕切り板は外していただくことは可能でしょうか?」と声をかけます。可動式のスタンド型アクリル板を採用している店舗であれば、スタッフがその場で安全に引き取ってバックヤードへ下げてくれます。ただし、金具で固定されている新仕様の場合は「構造上外せない設計になっております」と断られるのが通例です。
仕切りが外せない仕様だった場合のリカバリー策として有効なのが、「テーブル席への変更依頼」です。着席して注文パネルを操作してしまう前であれば、店員に「仕切りを外せないようでしたら、少し待っても構いませんのでテーブル席へ変更していただけますか?」と打診すれば、多くの店舗で再案内用の順番待ち番号へスムーズに振り替えてもらえます。
【次世代店舗】「デジロー」導入店でカウンター席の仕切りはどう進化したのか
回転寿司の近未来形として注目を集めているのが、大型タッチディスプレイを各席に配置した次世代型店舗「デジロー(デジタル スシロー ビジョン)」です。このデジロー導入店舗において、カウンター席の仕切り問題はまったく新しい次元へと進化を遂げています。
デジローのカウンター席は、後付けのパーテーションで強引に区切るのではなく、「最初から1席完結型の独立したデジタルエンタメブース」として設計されています。各席の正面には大画面のデジタルレーンが広がり、注文した寿司が画面上を流れて手元に届く演出が施されています。
座席間のサイドパネルは、画面の光漏れを防ぎ、プライベートな映像空間へ没入できるように計算されたデザインとなっており、もはや「後付けの邪魔な板」という印象は皆無です。その代わり、このデジロー型カウンター席は徹底して「1人客の体験価値」に特化しているため、2人以上で横並びになって食事や会話を共有したい場合には構造的に不向きです。次世代店舗では、1人ならカウンター、2人以上ならテーブル席という住み分けがより明確に線引きされています。

【プロの結論】飲食空間の社会学から読み解く「個食化」と向いている人の判断基準
外食空間における仕切り板の定着は、単なる衛生・防犯対策にとどまらず、日本社会における「食事観の構造変化」を浮き彫りにしています。環境心理学者のエドワード・ホールが提唱した「対人距離(パーソナルスペース)」論において、他者と接触しない個人の防衛領域はおよそ45cmから1.2mとされていますが、大衆外食のカウンター席はこの境界線が極めて曖昧になりやすい環境でした。
かつて日本の食文化を支えてきた「同じ釜の飯を食う(共食)」という前提が薄れ、効率性とストレスフリーを求める「個食化」が加速する中で、スシローの仕切り付きカウンターは「他人に干渉されずに済む聖域」として機能するようになっています。この心理的バウンダリー(境界線)の担保こそが、仕切りを熱烈に支持する層を生み出す源泉です。
【プロの結論】カウンター席を選ぶべき人・慎重になるべき人の判断基準
来店時にカウンター席とテーブル席のどちらを選ぶべきか、判断を誤って後悔しないための明確な基準は以下の通りです。
▼カウンター席を積極的に選ぶべき人:
- 完全な単独利用(おひとりさま)の人:周囲の目を遮断し、自身のペースで注文と食事を完結させたい場合に最高のパフォーマンスを発揮します。
- 待ち時間を最短にしてサクッと退店したい人:ピーク時でもテーブル席より回転が早く、スムーズに着席できる優位性があります。
- デジローの最新デジタル演出を個別画面で楽しみたい人:自分専用の画面でゲームや演出を独占できます。
▼カウンター席を避け、テーブル席を選ぶべき人:
- 2人以上で来店し、会話や料理のシェアを楽しみたい人:固定仕切りによって視界と空間が遮断され、コミュニケーションの質が著しく低下します。
- 肩幅が広い方や、冬場で厚手の上着・大きな手荷物がある人:座席幅に余裕がなく、パーテーションに身体が触れて窮屈さを感じやすくなります。
- タッチパネルの操作や会計を同行者に任せたい人:中央の遮蔽物越しに画面を覗き込む動作は大きなストレスとなります。
【スシロー カウンター席 仕切り】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:スシローのカウンター席にある仕切りは、自分で勝手に外してもいいですか?
A1:自分で勝手に取り外すことは絶対に避けてください。金具で固定されているタイプを無理に動かすと設備破損で弁償問題に発展する恐れがあるほか、可動式であっても落下によるケガや食器破損の危険があります。取り外したい場合は、必ず着席時にスタッフへ確認・依頼してください。
Q2:2人で行ってカウンター席に通された場合、仕切りを外してもらえない店舗もありますか?
A2:はい、仕切りを外せない店舗も数多く存在します。近年の改装店舗や次世代型店舗では、仕切りパネルが天板にボルトで完全固定されているため、物理的に取り外しができません。2人並んで仕切りなしで利用したい場合は、発券機で「テーブル席」を選択して待つのが確実です。
Q3:昔に比べてカウンター席の横幅が狭くなったように感じるのですが本当ですか?
A3:座席そのものの設計ピッチが大幅に狭められたわけではありません。しかし、注文用タッチパネルの大型化、調味料や給湯設備の配置、そして厚みのある仕切りパネルの常設によって、有効スペース(身体を自由に動かせる可動域)が削られ、体感的な圧迫感が増していることが大きな理由です。
Q4:店舗によって仕切りの有無や形状が違うのはなぜですか?
A4:スシローは全国に広大な店舗網を展開しており、設計施工の年代や改装の進捗タイミング、さらには都市型と郊外型の店舗規模によって内装仕様が段階的にアップデートされているためです。最新設備をいち早く導入した店舗と、従来の内装を維持している店舗とで仕様差が生じています。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
スシローのカウンター席における仕切りは、仮設の感染対策という役割を終えた後も、防犯・安心の担保、そして個食需要への適応という新たな文脈を得て店舗環境へ組み込まれています。一律の撤去を期待して2人で気軽にカウンターを選んでしまうと、分断された空間に戸惑うことになりかねません。
快適な食事の時間を過ごすための最大のポイントは、「同行者がいるなら待ち時間を惜しまずテーブル席を選ぶ」「1人で手軽に楽しむなら仕切りのあるカウンターを活用する」という割り切りです。店舗ごとの設備の違いを正しく把握し、シチュエーションに応じた最適な座席選択を心がけてみてください。 (出典: スシロー カウンター席 仕切り(Yahoo!ニュース))